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みどり動物病院 コラム

お肌のためのスキンケア
少しずつ暖かさを感じるようになってきましたね。
暖かくなると、皆さまわんちゃんねこちゃんのシャンプーを積極的にやる方も増えてきます。

さて、ペットのスキンケアとはなんでしょうか?
シャンプー?保湿?入浴?
ざっと思い当たるところはこんなところでしょうか?

しかし、シャンプーで洗浄することや、保湿剤を塗ることだけがスキンケアではありません。
スキンケアには、「外からの」スキンケアと、「内からの」スキンケアがあり、それぞれいくつか挙げられます。

◯外からのスキンケア
洗浄:汚れの除去、いわゆる“シャンプー”
洗浄には、界面活性剤やクレンジング剤、入浴も有効な洗浄になります。
皮膚の状態によって、薬用の入浴剤もあり、治療として使うこともあります。

保湿:皮膚の水分保持力を高め、皮膚からの水分喪失を防ぎます。
基本的にシャンプーの後は保湿は必須とされています。

保護: 服の着用など、外環境の様々な刺激から皮膚を守ります。

賦活:皮膚が待ってる本来の機能を高めること。
マッサージやブラッシングは、皮膚の血液循環の改善、育毛に繋がる“賦活”になります。


◯内からのスキンケア
栄養管理:バランスの取れた食事
生活改善:規則正しいライフサイクル
環境管理:掃除など、アレルゲンや刺激物の対策
ストレスケア:家族とのふれあい

ペットにおいて、スキンケアを成功させるためには、複数のスキンケアを組み合わせて日常的にやることが大切になります。
洗うだけでなく、撫でてあげたりブラッシングしたり、食生活を見直すことだけで、お肌(皮膚)のケアに繋がるかもしれませんね!
 
獣医師 木下
 
 
 
 
2019.04.05
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